共依存からの脱出法

共依存とは

こんにちは。

「心とカラダの相談室」コンフォートフォレスト

心とカラダのカウンセラー　西野　みどり　です。

人と人の関係はいろいろあります。

人と人との関係が良好で長くつづくために何が必要なのでしょうか？

人間関係のなかで　「共依存」と呼ばれる関係があります。

 

共依存の関係を一言で言うと　わたしはあなたで　あなたはわたし

二人の間に境目がなく　相手がいないといられない状態です。

親子や夫婦など　ある程度依存しあう関係は正常ですが

過剰に相手に依存したり

相手を自分の意のままにコントロールすることに執着します。

相手が歯向かったり逃げたりしてコントロールできなくなると

急に怒ったり否定し憎しみを燃えたぎらせます。

共依存関係の人は　相手になんでも相談して意見を求め

何でも相手のいう通りにします。

自分が相手に依存することで自分の存在価値を見出します。

共依存の落とし穴

しかし依存度が増大すればするほど　憎しみの反動は大きく振れ

相手が　どうなろうと徹底的に攻撃します。

他の人となかよくしようものなら嫉妬やいかりがこみあげてきます。

共依存関係は　女性同士　男性同士　男女間　恋人や夫婦　おやこ兄弟でもおこります。

ではなぜ共依存が問題視されるのかというと　代表的な共依存関係として

アルコール依存とめんどうを見る人

DVする人とされる人

いじめる人といじめられる人

ギャンブル依存症とそのパートナー

大変な人やかわいそうな人のめんどうを見ることで（そばにいることで）

自分の存在価値を見出しているため

めんどうをみればみるほどその人は自立できなくなります。

そして限界がきて離れようとした時に

強い怒りが湧き上がりトラブルになります。

詳しい状況はわかりませんが

事件などで話題になる恋愛関係のいざこざ

親子の確執　夫婦の関係など

トラブルや争いの原因の根本にあるのは

共依存関係が原因となることがおおいのではないかと思います。

 

もしかしたら共依存かも？

自分が共依存関係なのかどうかの判断が

むずかしいのは愛情との判別があいまいだからです。

たとえば　おかあさんが子供の面倒を見るのは当然だし

生まれたばかりの赤ちゃんは

何でもかんでもおかあさんに100%依存するのは当然です。

しかし赤ちゃんが成長するにつれ自立していきますが

その自立を阻んでいつまでも依存関係を継続しようとすると

おとなになっても　自分ひとりで生きていけなくなりますね。

ずっとめんどう見ている母親はやりがいがあって

感謝されてる感じがしますが

子供の方は自立するチャンスを失い

ひとりでは生きていけなくなったり

同世代の人間と感覚がずれていき孤独になったり生きずらくなります。

ひきこもりや　アダルトチルドレンといった生きずらさを抱えている人たちは

他人との境界線があいまいで共依存関係になっていることがひとつの原因かもしれません。

 

共依存関係かどうかの判別

自分たちが共依存関係かどうかの判別は

• 「どちらかが我慢して継続している関係である」
• 「別れたいけど別れられない　」
• 「自分がいなくなったら相手がダメになってしまうかもと思っている。」
• 二人の間に望まない交流がある（ケンカ、DV、ギャンブル、浪費など）

おたがいに尊重しあい対等で慈しみあう関係が理想だとしたら

上記のことで思い当たることがありましたらもしかしたら共依存かもしれません。

共依存からの脱出方法

おたがいが　話し合って関係性を改めることが必要ですが

うまく話し合いがまとまらない時は

当事者が　別々にカウンセリングを受けます。

カウンセリングを受けられないときは

しばらく距離をおいてみます。

まず　別々に住む。別々の仕事をする。

など一緒にいる時間を減らしていきます。

そして　相手に頼らず自立をめざして

自分で考え自分で判断し行動するように心がけていきます。

そして　おたがいがおたがいの意見や行動を尊重し

距離感のある関係が再構築できたならそれを続けていきます。

共依存関係は繰り返しやすく　気がつきにくい特性があります。

あなたの人間関係のなかで

「しんどい」とか「がまんしている」ことに気がついたら

「もしかしたら共依存かも？」と考えてみてください。

 

 

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